大会概要

技能競技と職業観教育の祭典

技能五輪国際大会 「WorldSkills」は、参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際親善を図るため、2年に1度、世界各国・地域の予選会などを勝ち抜いた 選手が一堂に集い、磨き抜かれた技能を競う競技大会です。1950年にスペインとポルトガルとの間で第1回大会が開催され、1962年から日本も参加している歴史と伝統のあ る大会です。大会はまた、子供たちにとって優れた技能の見学と体験の場でもあり、職業観教育の絶好の機会となっています。

競技は4日間。機械系、電気・電子系、金属加工系、建築・建設系、サービス・ファッション系、情報系など、様々な職業分野で約50職種の技能が競われます。これまで 日本は、ものづくり立国の旗印のもと、世界の中でも優秀な成績をおさめてきましたが、近年ではアジア・BRICsの強豪国の台頭が目覚ましく、さらなる技能レベル向上、 人材育成の充実が求められるとともに、ものづくり人材の確保に向けた次世代の職業観教育の充実による裾野拡大の重要性が叫ばれています。

1950年、第2次世界大戦後のスペイン。若者の将来を憂いたアルバート・ビダル氏が、若者に技能を授け、競い合う機会を通じて若者の生き様を輝かせたいと 願い、世界に呼びかけ始まったこの大会は、年々、参加国数、参加選手数を増やし、技能を競う世界最大の大会となりました。 2017年のアブダビ大会には、59カ国・地域から若き技能士1200名以上が集結。51職種の職業技能分野において4日間でその技能を競いました。大会の様子 はインターネット配信され、世界中で17万人以上が開幕の様子を視聴、大きなムーブメントとなりました。「技能の力で世界を発展させる」。主催者であるWSI の理念のもと、技能を競う競技大会に加え、人材育成に関する国際会議や、教育プログラムも開催されました。4日間の会期中、会場を訪れた人は延べ15万人 以上。世界中から多くの人が一堂に集まり、技能を競い、交流を深めました。

WS2017における日本の参加競技職種とメダル獲得状況

敢闘賞参加参加なし
  • ポリメカニクス
  • 情報ネットワーク施工
  • 製造チームチャレンジ
  • メカトロニクス
  • 機械製図CAD
  • CNC旋盤
  • CNCフライス盤
  • 石工
  • 業務用ITソフトウェア・ソリューションズ
  • 溶接
  • 印刷
  • タイル張り
  • 自動車板金
  • 航空機整備
  • 配管
  • 電子機器組立て
  • ウェブデザイン
  • 電工
  • 工場電気設備
  • れんが積み
  • 左官
  • 広告美術
  • 移動式ロボット
  • 家具
  • 建具
  • 建築大工
  • 貴金属装身具
  • フラワー装飾
  • 美容/理容
  • ビューティーセラピー
  • 洋裁
  • 洋菓子製造
  • 自動車工
  • 西洋料理
  • レストランサービス
  • 車体塗装
  • 造園
  • 冷凍空調技術
  • ITネットワークシステム管理
  • グラフィックデザイン
  • 看護
  • 構造物鉄工
  • プラスティック金型
  • ビジュアル販売促進
  • 試作モデル製作
  • 産業機械組立て

2017年のアブダビ大会では、日本はメダル獲得数で世界46ヶ国・地域の中で第13位。韓国、ブラジルなどの強豪に加え、WS2021を控える中国の台頭には目 を見張るものがあります。

大会が開催地域に与えるインパクト

技能五輪国際大会は、競技大会であると同時に、子供たちにとっての学びの場でもあります。2017年アブダビ大会には約50,000人の子供たちが来場し、プロフェッショ ナルの技を間近で体感しました。4日間で足を運んだ子供たちの数は、総来場者数の実に三分の一を占め、彼らもまた大会の主役となっています。会場の中には、関連する 様々な技能体験の機会も用意され、大会全体が職業観教育の場として活用されています。未来の担い手たちの育成は、開催国の活力となり、地域経済の発展へとつながって いきます。

技能伝承のレガシー形成

技能五輪国際大会に出場した選手たちは、大会後も自身の研鑽を重ねつつ、経験を糧にして仕事に取り組んでいきます。中には、指導者として後進の育成に取り組んだり、 子供たちや学生に技能の素晴らしさを教える活動に参加する方もいます。技能が人生を変えること、技能が人を輝かせること、誰もがみな未来の担い手であることを身を もって実践した証人として、企業や地域、日本、ひいては世界の発展に貢献しています。

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