技能五輪国際大会は、第2次世界大戦後、
若者の将来を憂いたフランシスコ・アルバート・ビダル氏により、
参加国・地域の職業訓練の振興と技能水準の向上、
青年技能労働者の国際交流と親善を目的として、
1950年にスペインとポルトガルの2カ国から選手が参加した大会として始まりました。
回を重ねるごとに参加者が増加し、1971年までは毎年開催。
その後は原則2年ごとの開催となり、現在は60以上の国・地域から、
1,300名以上の選手が参加する世界最大級の技能の祭典となりました。
また、大会は世界トップレベルの技能を身近に学べる職業観教育の場としても活用され、
開催地域に暮らす多くの子供や学生たちが見学に訪れています。
技能五輪国際大会では、己の技能を極め、
それぞれの国や地域を代表して大会に参加する選手全員を、
敬意を込めて「チャンピオン」と呼びます。